輪行旅のときに旅先で空気を入れるときはどうしてますか?
今回、持ち運びが可能な電動ポンプをAmazonでポチっと購入してみたので、使用感などを纏めてみました。
Xiaomi(シャオミ)の電動空気入れ
今回、購入したのは「Xiaomi製の空気入れ」です。製品名は「Portable Electric Compressor 1S」とパッケージに表記されていたので”1S”というモデルかな。
Xiaomiは中国のスマホメーカーで有名ですが、こういう製品も販売しているんですね。
Amazonの評価は2022年4月時点で★4つとなかなかの高評価です。電動空気入れは自転車専用というわけではなく、”普通自動車”、”オートバイ”、”ボール”にも利用できます。
サイズと重さ
サイズは長さ「12.4cm」、幅「7.1cm」、高さ「4.5cm」とiphone 12miniと比較して、ほぼ同じ大きさです。重量は「480g」。
厚みと重さがあるのでサイクルジャージのバックポケットに入れて運ぶというのは難ありなので、基本はバックパックの中か、中型サイズ以上のサドルバック内に積むことになりそうです。ロードバイク本体のボトルケージ内に括り付けるなどが出来れば、持ち運びは気にならないかも。
空気入れのホースは片側は本体に固定で取り付けられているので取り外しはできませんが、南京錠みたい形状にホースの両端を本体に固定することができるので、なるべく持ち運びの邪魔にならないように工夫されています。
付属品
仏式バブル対応とボール対応のそれぞれのアタッチメントが1つずつ、収納袋、USB-Cケーブル、説明書が付属品として付いていました。
仏式バルブ対応のアタッチメントはホースに取り付けたままにできるので、紛失することはなさそうです。
ちなみに説明書を見てみたのですが、「日本語」の説明が無い。。。おーのー!!!
説明書は中国語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ロシア語など、10カ国語ぐらい記載されているのに「日本語だけがない!」というのはショックですね。。。とりあえず、中国語と英語の説明書の内容を見れば、ざっくりと操作方法など理解はできるし、使い方も空気を入れるだけの製品なので説明書が無くても感覚で使えますが。。。
日本語のマニュアルは当たり前に付いてくるものと思っていたので、今後、日本語マニュアル無しっていう製品が増えていくのかなぁ。。。
使い方
ホースのバルブ側を本体に対して抜き差しをすることで、電源のON/OFF操作ができます。
ホースを本体から抜けばパネルが点灯して電源ON、ホースを本体に挿せばパネルが消灯して電源OFFとなります。
空気を入れるモードは下記の5つがあります。ロードバイクだと高空気圧なので、”Manual Mode”を選択して、入れる空気圧の数値(psi)を指定します。
指定した空気圧の数値は本体に標準空気圧として記憶されるので、毎回、空気圧の指定は不要です。この点は便利ですね。
選択 | モード | 標準空気圧 | 空気圧調整幅 | |
1 | フリー | Manual Mode | 手動設定 | 3-150psi (0.2-10.3Bar) |
2 | 自転車 | Bicycle Mode | 45psi | 30-65psi |
3 | バイク | Motorcycle Mode | 2.4Bar | 1.8-3.0Bar |
4 | 自動車 | Car Mode | 2.5Ber | 1.8-3.5Bar |
5 | ボール | Ball Mode | 8psi | 4-16psi |
ロードバイクの場合、仏式チューブなので、ホースの先端に仏式バルブのアタッチメントを取り付けます。
ロードバイク側の仏式バルブにホースを取り付けます。取り付けはネジを回して固定する方式なので空気を入れている最中に空気漏れすることはありません。
ただし、ネジを回して固定するのは、挟み込んでパッと固定する空気入れと違って、少々、面倒かなと感じました。
空気圧を指定した後は本体のボタンをポチっと押せば、あとは自動で空気が入っていきます。
空気圧が指定の数値まで入れば自動で停止します。空気の入れ過ぎや空気圧の調整は不要です。この点も便利ですね。
だいたい、50psi→100psiまで空気を入れるのに30秒程度かかりました。これはめっちゃ早いし、楽です!!
実際に100psiを指定して空気を入れたあとに空気がちゃんと指定値まで入っているかスケールで測定しましたが、ほぼ100psiで入っていたので、精度は高いですね。
空気を入れるときのコンプレッサー(?)音はAmazonレビューに書かれていましたが、結構な音(説明書には75~80dbの記載あり)がします。お祭りの夜店で使っている発電機の音みたいなレベルかな(うまく例えられない ^^;)。
満足点と不満点
まずは満足な点を挙げると
- 輪行で持ち運びができる
購入動機にも挙げていましたが、輪行するときに持ち運びが出来る空気入れとしては満足度が高いです。
輪行のときは小型の手動ポンプやガスボンベなどでいいじゃんと思いますが、手動ポンプは空気圧(100psi近くは入れれない気がする)で不満があるし、ガスボンベはパンクなどの緊急時には非常に役立ちますが、ガスはすぐに空気が抜けていくなどのデメリットがあるので、それらと比較すると満足度が高いです。 - お手軽に空気が入れれる
指定した空気圧までボタン一つで自動で空気を入れれるのでお手軽度は非常に高いです。また、本体はバッテリー内蔵式なので、予め充電しておけば電源は不要です。なので、電源の無いところでも空気を入れることができます。充電はモバイルバッテリーからも充電できるので旅先でも簡単に充電ができます。
ちなみに英語の説明書の内容だとバッテリーがフルチャージから40分間は作動できるようです。Amazonの商品説明にはロードバイクタイヤだと9本分は空気充填できると書いてありました。
次は不満な点を挙げると
- お値段が少々高い
今回、Amazonのタイムセールで4,890円で購入できましたが、平常時では5,999円と6,000円近くもします。
パナレーサーなどのメーカー品の空気入れだと2,500円以下で購入できる製品もあったりするので、それらと比較して2倍以上の価格になります。 - サイズと重量がそこそこある
持ち運びが出来るサイズと重量とは言え、輪行旅のバッグの中ではかなりの大きさを占めるサイズと重量になります。
日帰りや1泊程度の短期間で持ち運ぶかは微妙になるかなと思います。空気入れは必ず使うものではないのでバッグから下ろされる可能性が大かも。
まとめ
購入前までは電動空気入れに対しては、しっかりと空気が入るの?という点を非常に心配していたんですが、その点は全く問題無かったので購入して良かったと思いました。とくにロードバイクのタイヤは100psi以上の高空気圧なので100psi以上もしっかりと漏れなく入れられるのは良かったです。
これはメーカーのXiaomiがスマホで実績のあるところだったので、品質面はしっかりと作り込まれているのかなと思います。AmazonではXiaomi以外のメーカーからも似たような電動空気入れ製品は販売されているようですが、値段の安さで購入してしまうと後悔する可能性があるかも!?
ただし、既に自転車の空気入れを持っている場合は、電動空気入れへの買い替えがオススメかというとそこまでは必要ないかなぁと思います。
空気入れが出来ない点の「持ち運びが出来る」ことと、持ち運び可能な手動式空気入れが不得手な点の「高空気圧を入ることが困難」の2点を解決するための空気入れとしてXiaomiの電動空気入れは購入しても後悔することはないかなと思いました。
ロードバイクを初めて購入する方は、Xiaomiの電動空気入れを最初の空気入れとして購入するのは全然アリだと思います。特に女性の方はタイヤに高空気圧で空気を入れるのはちょっとした力作業になるのでおススメです!
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